クスリのよろず屋「雅 (Miyabi)」の見立て

臨床における薬局の役割とは?その在り方を模索しています. コンセプトは「街の臨床疫学者が居る場所」  手法はEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療). 日々の活動・著者の想いなど.

JJCLIP_#39 漢方薬はがん治療による倦怠感に有用なのでしょうか?

薬局薬剤師のまさひろです.

薬剤師のジャーナルクラブ 開催のお知らせでございます.

平成28年度第8回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

開催日時:平成28年11月13日(日曜日)
■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

※ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから、又はTwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

[症例34:漢方薬はがん治療による倦怠感に有用なのでしょうか?]

【仮装症例シナリオ】

あなたは,とある街の薬局の薬剤師さんです.

短い秋が終わってしまいそうな,めっきり寒くなった11月.

インフルエンザワクチンの啓蒙パンプレットを補充していたある日,

いつもOTC薬を買いに来ていた男性が,何やら深刻な表情で訪ねてきました.

「実は60歳になる母親が大腸ガンの治療中なんです.抗がん剤はスケジュール通りできているのだけれど,副作用なのか,どんどん元気が無くなってきているんです.食欲もなくて,食事も作る気力がないから,親父とも喧嘩しやすくなってしまって困っています.なんとかならないかと思って,ネットで調べたら,どうも漢方薬がいいのかもなんて情報を見つけたんです.”ほちゅうなんとか...”って薬なんだけれど,それってこの薬局で買えないですか?」

すぐにPubMedで情報の有無を確認してみると,

がん関連疲労に対する補中益気湯の効果を検証した論文を見つけたので,

男性のいるその場で読んでみることにしました.

 

【論文タイトルと出典】

Bojungikki-tang for cancer-related fatigue: a pilot randomised clinical trial.

Pubmedhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21059621

PDF:http://ict.sagepub.com/content/9/4/331.long

PMID:21059621

【使用するワークシート】
ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント:
http://j.mp/jjclipsheet1

@syuichiao先生のブログより)

 

これまでのJJCLIP抄読会のご案内はこちらをご参照ください

短い秋が終わってめっきり寒くなってしまった11月.

インフルエンザの予防接種,手洗い,うがい,忘れずに,です.

さて今回も漢方薬エビデンスを確認してみようと画策しております.

補中益気湯,夏バテ等でも使ったことがあるとは思いますが,

がん関連疲労に関してはいかがでしょうか.

議論が楽みな話題かと思います.

 

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

いつものように, 配信中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは, 薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです. 現在は@89089314先生, @syuichiao先生, そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.