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クスリのよろず屋「雅 (Miyabi)」の見立て

臨床における薬局の役割とは?その在り方を模索しています. コンセプトは「街の臨床疫学者が居る場所」  手法はEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療). 日々の活動・著者の想いなど.

JJCLIP_#43 小児喘息患者へのNSAIDs投与は安全なのでしょうか?

薬局薬剤師のまさひろです.

薬剤師のジャーナルクラブ 開催のお知らせでございます.

平成29年度第1回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

開催日時:平成29年4月30日(日曜日)
■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから、又はTwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

[症例37:小児喘息患者へのNSAIDs投与は安全なのでしょうか?]

【仮装症例シナリオ】

あなたは,とある街の薬局の管理薬剤師さんです.
今年度から当薬局にて研修を始めた新人薬剤師さんから,次のような質問を受けました.
「つい先ほど,お子さんの薬の服薬指導を担当したのですが,どうもうまく対応できなくて困ってしまったんです」

経緯:
喘息の現病のある8歳児の発熱に対してイブプロフェンが処方された母親への対応で苦慮
39℃の発熱.ただそれ以外に特記すべき症状・兆候はなし.
以前,アセトアミノフェンではイマイチ熱が下がらなかったとDr.に話したら,薬剤を変更して様子をみましょうと説明を受けた.

「ただそのお母さまが言うには,”この薬,ネットで調べると喘息を悪化させるかもしれないものだそうじゃないですか?!うちの子,そんな薬を飲ませて丈夫なの?!!」って凄まれて,どう答えていいか迷ってしまったんです.
うまく説明ができなくて…,もしかしたらあのお母さん,お子さんに薬飲ませないかもって思って不安で…
○○(あなたの名前)さん,どう思います?」

あなたは,喘息の現病歴を持つ小児へのイブプロフェン投与に対して,それが本当に妥当なのかPubMedで論文検索をしてみたところ,小児喘息患者の発熱に対するアセトアミノフェンイブプロフェンの効果を検証した報告を見つけることができましたので,その場で新人さんと一緒に読んでみることにしました.

 

【論文タイトルと出典】
Acetaminophen versus Ibuprofen in Young Children with Mild Persistent Asthma.
N Engl J Med. 2016;375(7):619-30.
Sheehan WJ, Mauger DT, Paul IM, et al.
Pubmedhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27532828
PDF:http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1515990

 

【使用するワークシート】
ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント:
http://j.mp/jjclipsheet1

@syuichiao先生のブログより)

 

新年度第1回目のJJCLIPでございます.

今回は毎年恒例,新人さん初学者さん大歓迎企画と相打ちまして,

コテコテのシナリオと論文をご用意いたしました.

医療者がエビデンスをきちんと吟味して,それを踏まえつつ目の前の患者さんと一緒にどう行動するのが妥当なのか,

みなさまと愉しく学べたらいいなと愚考しております.

 

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

 

いつものように, 配信中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは, 薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです. 現在は@89089314先生, @syuichiao先生, そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.