クスリのよろず屋「雅 (Miyabi)」の見立て

臨床における薬局の役割とは?その在り方を模索しています. コンセプトは「街の臨床疫学者が居る場所」  手法はEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療). 日々の活動・著者の想いなど.

JJCLIP_#48 チオトロピウムのレスピマット製剤はカプセルと比較して安全なのでしょうか?

薬局薬剤師のまさひろです.

薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせでございます.

平成29年度第6回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ
開催日時:平成29年9月24日(日曜日)
■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから,
又はTwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

 

[症例41:チオトロピウムのレスピマット製剤はカプセルと比較して安全なのでしょうか?]

【仮装症例シナリオ】

あなたは,とある街の薬局の管理薬剤師さんです.
朝晩の気温差が大きくなった9月,風邪予防商品のポップ作成を考えていたある日,
近隣の医院よりお電話がありました.

 

医師:
『ついさっき,MRさんが訪問して,スピリーバのレスピマットを紹介されたんだ.
うちはずっとカプセル剤だったけれど,話を聞いてたら,
レスピマットに変更してもいいのかなって思っちゃってね.
そちらには在庫はあるかな?

あと,本当にレスピマットの方が患者さんにとって,
たとえばデバイスの違い以外に,
何かメリットがあるのかな?

先生,どう思います?教えてもらえないかな?』

その場で即答はせずに,折り返し返事をすることにしたあなた.
参考になりそうな論文を探してみると,
チオトロピウムの製剤の違いと死亡についての報告を見つけることができたので,
早速読んでみることにしました.

【論文タイトルと出典】
Wise RA, Anzueto A, Cotton D, et al.
Tiotropium Respimat inhaler and the risk of death in COPD.
N Engl J Med. 2013;369(16):1491-501.
PMID: 23992515

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23992515
PDF→http://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1303342

【使用するワークシート】
ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント

http://j.mp/jjclipsheet1
@syuichiao先生のブログより

 

9月ももう後半ですね.
朝晩がすっかり涼しく,時には寒く感じるようになった今日この頃.
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

さて,今回はCOPD患者さんにとって馴染みの深い吸入薬について
抄読会を行います.

バイスの違いなど,製剤学的な改良が,
目の前の患者さんにとって,「本当にメリットがあるのか」,「どれくらいメリットがあるのか」を,今一度一緒に考えてみましょう.

 

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

 

いつものように, 配信中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

 

薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは, 薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです. 現在は@89089314先生, @syuichiao先生, そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.