クスリのよろず屋「雅 (Miyabi)」の見立て

臨床における薬局の役割とは?その在り方を模索しています. コンセプトは「街の臨床疫学者が居る場所」  手法はEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医療). 日々の活動・著者の想いなど.

JJCLIP_#53 褥瘡患者の栄養はどういったものを投与するのが良いのでしょうか?

薬局薬剤師のまさひろです.

 薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせでございます.

 

平成29年度第11回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ
開催日時:平成30年2月25日(日曜日)

■午後20時45分頃 仮配信
■午後21時00分頃 本配信

なお配信時間は90分を予定しております.

ツイキャス配信はこちらから→http://twitcasting.tv/89089314

ツイキャス司会進行は、精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページから,
又はTwitterアカウント@pharmasahiroまでご連絡いただけると幸いです.

[症例46:褥瘡患者の栄養はどういったものを投与するのが良いのでしょうか?]

【仮装症例シナリオ】

あなたは,とある街の薬局の薬剤師さんです.今日は一日外来調剤…と思っていた矢先に,提携している在宅医より相談の電話がかかってきました.

「施設入居患者の〇〇さん,仙骨部の褥瘡,やっと改善してきたかなって思ったら,最近食事がさらに摂れてないって介護士さんから言われてね.それで,エンシュア・H®︎に切り替えてもいいのかなって考えてるんだ.ただ,正直自分は栄養のことはあまり詳しくなくて,もし代替案があれば,それが処方できるかどうかも含めて教えて欲しいんですよね.先生,どう思います?」

[患者背景]
・70歳女性.仙骨部の褥瘡が入所時より持続.そのほかの既往歴はなし
・これまでに医師・看護師・介護士と協働で,適切な外用薬創傷被覆材は使用している
・軽度摂食障害がありエンシュア・リキッド®︎のみが不定期で処方されていた

今日中に折り返し連絡しますと伝えたのち,いつも通り,文献を探してみると,褥瘡と栄養に関する論文を見つけることができたので,その場で早速読んでみることにしました.

【論文タイトルと出典】
Efficacy of a Disease-Specific Nutritional Support for Pressure Ulcer Healing: A Systematic Review and Meta-Analysis.
Cereda E, Neyens JCL, Caccialanza R, Rondanelli M, Schols JMGA.
J Nutr Health Aging. 2017;21(6):655-661.
PMID: 28537329

https://www.researchgate.net/publication/309372823_Efficacy_of_a_Disease-Specific_Nutritional_Support_for_Pressure_Ulcer_Healing_A_Systematic_Review_and_Meta-Analysis
PDF→https://www.researchgate.net/profile/Jos_MGA_Schols/publication/309372823_Efficacy_of_a_Disease-Specific_Nutritional_Support_for_Pressure_Ulcer_Healing_A_Systematic_Review_and_Meta-Analysis/links/5a5b8ddea6fdcc3bfb63760d/Efficacy-of-a-Disease-Specific-Nutritional-Support-for-Pressure-Ulcer-Healing-A-Systematic-Review-and-Meta-Analysis.pdf

【使用するワークシート】
メタ分析を10分で吟味するポイント

http://j.mp/jjclipsheet2
@syuichiao先生のブログより

 

いつもいつも告知が遅くなりまして申し訳ありません.

今回は褥瘡患者の栄養面からのアプローチを皆さんと一緒にディスカッションできればと思っております.

 

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ.

 

いつものように, 配信中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.

皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

 

 薬剤師のジャーナルクラブ(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは, 薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです. 現在は@89089314先生, @syuichiao先生, そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.